出典:Musings on Markets |
米国は5.20%→6.01%ですが、高リスクな新興国・フロンティア国では特に大きく変化しています。
私が注目している低CAPE国では、ロシアが7.37%→10.04%、ナイジェリアが10.63%→16.08%、ポーランドが6.04%→7.56%、パキスタンが11.62%→17.91%、トルコが9.64%→14.25%となっています。
低CAPE4国の適正PER(成長率ゼロと仮定)
この株式リスクプレミアムを使って成長率を0%としたときの適正PERを計算してみました。PER=1/(割引率-成長率)
=1/(無リスク金利+株式リスクプレミアム-成長率)
PERは上式で求めることができるので、成長率を0%、無リスク金利を米10年国債利回り(2020/1/1が1.921%、2020/4/1が0.602%)として適正PERを計算し、3月末の実績PERと比較してみました。乖離率は実績PER(3/31時点)÷適正PER(4/1時点)-1です。
※ナイジェリアはとパキスタンはMSCI(MSCI All Nigeria Select 25/50 IndexとMSCI All Pakistan Select 25/50 Index)、その他はStarCapital AGのデータを使用しました。
3ヶ月前と比べると株式リスクプレミアム拡大により適正PERは低くなっていますが、それ以上に株価が下落しており、結果的に各国の株式はより魅力的になっています。
過去記事:世界各国のカントリーリスクプレミアム(2020年1月)
特にロシアやナイジェリアは安いと思うので、今後はポートフォリオに占めるウェイトが小さいナイジェリアを買い増ししていくつもりです。
(現在はロシア11.6%、ナイジェリア7.5%です。)
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