海外送金は消費拡大や経常収支の改善に大きく貢献しているものの、一方で労働力の国外流出も問題になっている、という話はよく聞きますが、パンデミックに弱いという弱点もあったんですね。
特に海外送金依存の高いフィリピンにとっては打撃だそうですが、今回は他にどんな国に影響が大きいのかを調べてみました。
世界各国の海外送金受取額(GDP比)
World Bankの「Personal remittances, received (% of GDP)」を見てみると、最も高いのはトンガ(40.7%)、次いでハイチ(38.5%)、タジキスタン(28.6%)、キルギス共和国(28.5%)、ネパール(26.5%)となっています。(そういえば日本にあるインドカレー店で働いているのは実はインド人じゃなくてネパール人がほとんどとかいう話を聞いたことがあります。私が好きなインドカレーのお店は南インドの方が経営しているのですが珍しいのかもしれません。)
上位国は投資対象としては一般的ではないと思うので、カントリーETFがある国だけで各国の海外送金受取額(GDP比)ランキングを作ってみました。
どれくらいから高いと言えるのかいまいち基準が分かりませんが、上位はフィリピン(9.33%)、エジプト(8.84%)、パキスタン(8.02%)、ナイジェリア(5.31%)、メキシコ(3.07%)、インド(2.89%)、ベルギー(2.23%)、コロンビア(2.09%)・・・となっています。
上位4国の推移は以下のようになっています。
1人当たりGDPが日本よりも高いベルギーが上位に食い込んでいるのが不思議に思いましたが、EU諸国は人の行き来が自由なので先進国の割には高めになるんでしょうね。2%程度はそんなに高いとも言えないんでしょうか。
私が投資しているナイジェリアも割と高めなのでそれなりに影響があるのかもしれません。
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