出典:Musings on Markets |
Estimated median valueでみると、オーバーバリューはAAPL(+32.15%)、次いでMSFT(+18.70%)、AMZN(+17.36%)、GOOGL(+9.78%)、NFLX(+8.75%)で、アンダーバリューはFB(-19.86%)のみとなっています。
無リスク金利が上昇した場合のFANGAM
Musings on Marketsでは各銘柄のバリュエーションのスプレッドシートがダウンロードできるようになっていたので、無リスク金利が上昇したらどれくらいEstimated valueが変わってくるのかを試してみました。※割引率は無リスク金利と株式リスクプレミアムで構成され、無リスク金利が上昇したらその分だけそのまま割引率が上がるという訳でもないのですが、ここでは他の条件はそのままで無リスク金利だけ変えています。
過去記事:『割引率=長期金利+株式リスクプレミアム』の安定感について
無リスク金利が0.7%から50bps刻みで3.7%まで上昇した場合のFANGAMのEstimated value/shareと現在株価(8/20時点)を表にまとめました。
無リスク金利を0.7%〜3.7%としたときの「現在株価÷Estimated value-1」は以下のようになります。
無リスク金利が0.7%→1.2%、0.7%→1.7%、0.7%→2.2%、0.7%→2.7%、0.7%→3.2%、0.7%→3.7%にそれぞれ上昇したときにEstimated valueがどれだけ下落するかをグラフにしてみました。
無リスク金利に対する感応度はNFLXが最も大きく、次いでAMZN、FBで、GOOGL、AAPL、MSFTはあまり差がありません。
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数値的な根拠もなくただの素人の憶測ですが、金利が3%後半、0.25刻みだとかなりの回数の利上げ、そういう状況になるとしたら景気過熱、S&P500は現在から数倍にはなっている状況ではないでしょうか?
返信削除AMZNよりAAPLのが買われすぎというのは以外でした
景気回復とともにEPSが上昇する一方で、長期金利上昇によるPER低下が相殺する形になるはずなので、景気が加熱し長期金利が3%台後半まで上昇したとしても株価はそれほど上昇しないのではと思っています。
削除個人的にもNFLXを除いたFANGAMのなかではAAPLが最も割高に感じています。
NFLXはサブスクライバーの数を基に計算されていて私にはよく分かりませんが…