The Financial Pointerによると、ロバート・シラー教授はテクノロジーセクターへの投資をバリュー投資と考えているそうです。
このセクターは20年平均と比べるとCAPEがまだ低い。
だから情報テクノロジー・セクターに投資している。
でも、私はこれをバリュー投資と考えているんだ。
S&P500のCAPEレシオは歴史的な高水準にありますが、テクノロジーセクターに限ると20年平均と比べてまだ低いとのこと。
gurufocusでテクノロジーセクターのCAPEレシオを確認してみると、チャートがある2013年以来では普通に最高値となっています。
出典:gurufocus |
セクター再編でGOOGLやFBが追加されたコミュニケーションサービスも最高値です。
出典:gurufocus |
もっと長期ではこんなチャートがありました。このチャートは2016年までとなっていますが、Siblis ResearchではテクノロジーセクターのCAPEレシオは2020年6月末時点で36.54となっており、gurufocusよりも低めに出ています。
出典:Siblis Research |
ITバブルのときは80超まで急騰していますし、たしかに過去20年くらいで見るとテクノロジーセクターのCAPEレシオは低いですね。
ただ、たとえば現在の一般消費財やコミュニケーションサービスはAMZN、TSLA、GOOGL、GOOG、FBのような大型ハイテク株がかなりのウェイトを占めるようになっており、昔とは全く別物になっていたりします。
テクノロジーもGOOGLやFBが抜けたり中身が大きく変わっていますし、セクター別のヒストリカルCAPEレシオはあまり参考にならなさそうな気もします。
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