ロシア株に投資するポピュラーなETFはRSX(ヴァンエック・ベクトル・ロシアETF)とERUS(iシェアーズ MSCI ロシアETF)があります。
RSXはMVIS Russia Indexに連動するETFで、AUMが大きく組入銘柄数も多いのに対して、ERUSはMSCI Russia 25/50 Indexに連動するETFで、組入銘柄数が少なめでエネルギー、素材、金融セクターのウェイトが大きいというのが今までの特徴でした。
特に大きな違いとして、ロシア検索エンジン最大手YandexがERUSには含まれておらず、ERUSはより低PERオールドエコノミーETFといった感じだったのですが、何気なくisharesのサイトを見ていると、いつの間にか組入4位にYandexが入っていました。
出典:ishares |
調べてみると、どうやら昨年8月に組み入れられたようです。あとひっそりとMail.ruも新たに組み入れられていたようです。私の主力ETFですが、長らく中身をチェックしたりはしていなかったので全然気付きませんでした。
参考:Yandex set for MSCI index after strong COVID-19 performance -analysts
この変更によって、ERUSとRSXのセクター差はかなり小さくなっています。
出典:ETF.com |
ERUSは設定来ではRSXをアウトパフォームしているのですが、過去1年でみるとYandex等ハイテク株が前半部分は組み入れられていなかったためか若干アンダーパフォームしています。
出典:Portfolio Visualizer |
出典:Google |
今後は今までと比べると両者の差がなくなってきているのでどちらを選んでも大したパフォーマンス差は生まれないような気がします。新たに買う場合はAUMが大きいRSXのほうが良いかもしれませんが、私は譲渡益税と手数料が勿体ないのでこのままERUSに投資し続けます。
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