1566(上場インデックスファンド新興国債券)に魅力を感じる


昨年、レイ・ダリオが米国債よりも中国国債を選好しているみたいな発言していました。


今年に入ってから米国債利回りもかなり上がったので金利差は縮んでいますが、実質金利マイナスが続く米国債と比べると中国国債はたしかに魅力があるのかもしれません。


個人的には中国国債単体はよく分からないのであまり興味はありませんが、1566(上場インデックスファンド新興国債券)のような現地通貨建ての新興国債券は割と良いんじゃないかなと思っています。

 過去記事:【割安な新興国通貨】現地通貨建て新興国債券がそこそこ有望に思える


一般的に新興国債券の高利回りは高インフレによる通貨安で相殺されるので否定的な意見も多い気がしますが、現在の新興国通貨はインフレ以上に売られていて割安に思えるものも多いですし、高利回り+通貨上昇分のリターンも得られそうな気もします。


また、バラッサ・サミュエルソン効果を考慮すると、長期的に新興国の相対的な所得水準が上っていくことで新興国通貨が上昇する可能性もあると思います。

 過去記事:【バラッサ・サミュエルソン効果】ドル円は長期的に上がりそうな気がする


ただし、一人当たりGDP成長率は1970〜2019年でみると、中所得国(年率6.83%)>高所得国(5.87%)>全世界(5.57%)>低所得国(3.61%)となっています。たぶん中所得国は中国が牽引しているので、中国を除く新興国の相対的な所得水準は過去数十年ではむしろ下がっているくらいなのかもしれません。

今後の新興国の相対的な所得水準が上がっていくかは不透明ですが、先進国国債の魅力が薄れるなかではそれなりに良い選択肢なのかもと思っています。




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