頻繁に繰り返される暴落論を見るとリスクプレミアム縮小を心配する必要はなさそう


私は脳死フルインベストメント派なので基本的にニュースは娯楽として読むだけで無視しているのですが、同じような長期投資派が増えすぎるとリスクプレミアム圧縮が進み、株式のリターン水準が今までのようなインフレ調整後7%弱ではなく、5%、4%、3%と小さくなっていってしまうのではと懸念しています。

 過去記事:長期投資派増加によるリスクプレミアム圧縮を懸念している


しかし、よくよく考えると何かネガティブなニュースがあるたびに悲観論、暴落論が繰り返されるのは昔も今も変わっていないようなので、人が自分の資産をリスクに晒すときに感じる恐怖はそう簡単に変わるものではないようにも思えます。


いまも中国恒大集団のデフォルトで中国版リーマンショックが始まるとか、中国人が逃げ出して湾岸タワマンが暴落するなど悲観論、暴落論が盛り上がりを見せているようですし、またCOVID-19に関して多種多様な陰謀論が生まれているのも、人が未知のものに対してどれだけ不安、恐怖を感じやすいかということがよく分かる気がします。

(タワマン暴落論は恐怖というよりも高すぎるので安く買いたい人の希望的観測というのも多そうな気はしますが…)


高いリスクプレミアムは人間の本能的に当然のもので、長期投資派が増えることでリスクプレミアムが圧縮していくというのは杞憂かもしれないと最近は楽観的に考えています。


これからも今までと同様に心配の壁を登り続けてくれるのを期待したいです。




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