『NFT×メタバース』的な未来にはあまり夢が感じられない



前にも妄想を書いたのですが、私は自分が生きているうちにだんだん人間の労働が不要になって、貨幣制度がなくなるくらいまで世界が変わっていくのが見られたらいいなと常々思っています。

 過去記事:"This Time is Different"は近いと思う


ちょっと前までは「限界費用ゼロ社会」みたいなワードが流行ったりして、その先には貨幣のない世界があるんじゃないかなという期待をもっていたのですが、最近は「NFT×メタバース」みたいにデジタル空間に所有権という概念を持ち込むのが流行っていて、あまり夢が感じられないなと感じています。


私は「◯十年後までに人間の意識を機械にアップロードできるようになる」みたいな話を夢が感じられて良いなと思って信じているのですが、デジタル空間の貨幣経済化が進んでいったら仮に意識を機械にアップロードできるようになっても、そのなかでも何かをするたびにお金が必要でそのために労働するみたいなことになりそうです。

(Amazonプライムビデオの「アップロード」というドラマではまさにそんな感じで、死後意識をとりだしてデジタル天国にアップロードすることができる世界を描いているのですが、その世界では何をするにも現実世界のお金が必要で、払えなくなると通信制限をかけられてフリーズしてしまいます。)


ビットコインは好きですが、それも物理的な世界で労働が必要な間、人間の労働力を貯めておくためのものとして有用だと思っているだけなので、いずれ貨幣が要らないような未来がきて無用の長物になると思っています。


そういえばメタバース以外でも、最近ジェフ・ベゾス氏が「将来人類は宇宙で産まれて長期休暇に地球観光旅行に来るだろう」みたいなことを言っていて、そこまで技術が進んでいっても労働してお金を稼いで時々長期休暇をとって遠いところに旅行に行くみたいな現在の価値観の延長線上なのか…とがっかりしました。


自分が生きている間に貨幣制度のないデジタル空間に住めるような未来がくることを願っています。




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