レイ・ダリオ氏は「富との引換券のはずの金融資産が富よりも多いので、引換券である金融資産が下落する」みたいな主張をしています。
この富は購買力のことを指していて、どれだけのモノやサービスを買えるかが富の尺度だそうですが、個人的にはこの世界に存在する物理的なモノやサービスよりも金融資産のほうが多いという状態はさらに強まっていくのでは思っています。
資本主義は脱物質化が進んでおり、たとえば先進国では1970年代まではエネルギー消費とGDPは連動していましたが、それ以降のエネルギー消費は横ばいとなっています。
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経済は少ない資源消費で成長できるようになってきていますが、さらに複製コストがほぼゼロのデジタル消費の比率が高まっていけば、このグラフみたいに右肩上がりのGDPに対して、物理的な富は横ばいみたいな感じになっていくんじゃないかなと思います。
そもそも消費がデジタル化していくと「富」が何なのかと思えてきますが…
過去記事:『NFT×メタバース』的な未来にはあまり夢が感じられない
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