株式益利回りと長期の実質リターン


シーゲル教授はよく株式の長期実質リターンの簡単な予想値として株式益利回りを挙げており、現在の予想PER20は実質リターン5%を示唆しているそうです。
今回はmultpl.comのデータを使って、株式益利回りと長期の実質リターンの関係を調べてみました。

まずは益利回りと10年後の実質リターンをグラフにしてみました。なお、予想PERの長期データがないので実績PERを使っています。


益利回りを使うとどれだけ高PERでもマイナスにはならないので、実質リターンが低い時期はかなりのズレがあります。

15年後だと以下のようになります。


20年後まで伸ばすと結構それっぽい感じになりますね。


特に1970〜2000年はかなり一致しています。


10年くらいのスパンでみると米株のリターンは良すぎたので今後10年はかなり悪そうな雰囲気があります。

一方で超長期の実質トータルリターン指数を作ってみると今は特にひどく上方乖離している訳でもないですし、過去平均よりは低いものの相対的に良い投資対象であることに変わりはないのでと楽観しています。



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