インフレ調整後のオールシーズンズ/パーマネント・ポートフォリオは記録的な不調に


60/40ポートフォリオとは違ってリーマンショックをほぼ無傷で乗り切ったオールシーズンズ/パーマネント・ポートフォリオですが、このところの株式・債券の同時安局面では記録的なダメージを受けています。
(まあ株式100%や60/40に比べると相変わらず軽い下落で済んでいますし、今まで大して下落してこなかった堅牢なポートフォリオの割には、という意味ですが。)

インフレ調整後でみると、オールシーズンズ・ポートフォリオはPortfolio Visualizerで確認できる2007年以来では最も大きなドローダウンとなっています。

出典:Portfolio Visualizer


年間リターンでは2022年(まだ4月末ですが)のマイナスが特に際立っています。


もっと長期のデータがとれるパーマネント・ポートフォリオをみてみると、1981年以来のマイナスとなっています。





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コメント

  1. いつも勉強させていただいております。
    私もレイダリオ提唱のオールシーズンポートフォリオは興味がありました。
    特にFIREを目標にしているため、無敵といえる戦略を探しています。
    しかしやはり、無敵の戦略など無くて、状況次第で判断して切り替えていくしかないでしょうか。
    ほったらかしが理想なんですが、そんなものは無さそうですね。

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    1. オールシーズンズポートフォリオも打撃を受けているとはいえ、株式100%や60/40と比べるとやはり安定していますし、個人的には状況次第で切り替えていくのはかなり難易度が高いと感じるので、FIREには向いていそうと思っています。
      リスクを受け入れた対価としてのリターンなので、やはり無敵の戦略はないですよね…

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  2. 返信に感謝します。
    オールシーズンポートフォリオは、それをアレンジした可変レバレッジドポートフォリオなどを考案している方も居られますが、主さまはレバレッジを取り入れる戦略はどうお考えでしょうか?
    あと、VGTやQQQのようなETFを、米国の長期金利下落時のみ全力で買い、現在のような金利を引き上げる局面に入る前に全部売ってしまう、というような切り替え戦略はどう思いますか?

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    1. グロ3みたいなレバレッジ型バランスファンドは好きで保有していますし、レバレッジを取り入れる戦略は良いと思っています。
      ですが、長期金利上昇/低下を見込んでタイミング投資するのはなかなか上手くいかないのではと思っているので自分ではやろうとは思わないです。
      (QE/QTで長期金利が低下/上昇するかは分からないですし、利上げや逆イールドから景気後退までの期間の株式のリターンは通常プラスなので、早く売りすぎた場合には自分が売ったより安く買い戻せるかはギャンブルみたいに感じます。)

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  3. 返信ありがとうございました。
    参考にさせていただきます。

    これからも読ませていただきます。
    ありがとうございました。

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