最近マイナンバーカードが何かと話題です。
個人的には保険証とか免許証と統合するのは良いとして、将来的には国がマイナンバーを使って個人の金融資産を把握したうえで資産額に応じて保険料の減免廃止とか給付制限みたいなのは怖いなと思っています。
まあ既に証券会社とか取引所ではマイナンバーと紐付けられてしまっているので、最後に銀行口座の紐付け義務化までいってももはやあまり変わらないような気もしますが、便利?になっていく反面、国家が個人の金融資産を完璧に把握している状況はあまり良くないと思うんですよね。
(何もやましいことをしていないなら国に把握されても効率良くなるだけだからいいじゃんみたいな人も結構多くいるようですが…)
なので個人的には、国家に把握されにくかったり、没収されにくいような資産を持っている人が多いほうが一般市民にとっては良いんじゃないかなと思っています。
ということで、今回は個人が保有できるそれっぽい効果が期待できる資産について考えてみました。
現金
匿名性が高く、国が把握するのは困難なので、高齢者を中心にタンス預金をしている人は結構多そうです。
日本では超低金利で現金保有のデメリットが小さいせいか家計が保有する現金は100兆円超でそのうち40〜50兆円がタンス預金とも言われているそうです。
また、1万円札は1枚が約1gなので、1kg分だと約1,000万円で、今のところは金地金(約870万円)よりも携帯性は良いです。
仮に銀行口座にマイナス金利が課されたりすることがあっても問題ありませんし、有事にも金地金よりは持って逃げやすいですし、一般人でも真贋判定しやすいというメリットもあるものの、インフレや火災、水災に弱く、新円切替されると終わりという致命的な弱点があります。
とはいえ新円切替は反発が凄まじいことになりそうなので近い将来起こることはなさそうですし、なんだかんだで現金を持っている人が多いのは良いんじゃないかなと思っています。
金地金
金地金自体は匿名性が高いですが、2008年以降は「犯罪による収益の移転防止に関する法律」により、200万円超の現金取引ではKYC(本人確認)必須となっています。
また「古物営業法」により、売却時には1万円以上で本人確認が義務付けられているそうです。
携帯性(重量当たりの価格)は今のところ現金よりも若干悪い程度ですが、真贋判定は素人にはかなり厳しそうです。
持ち運ぶつもりがないのなら自分の敷地内に地面に掘って埋めれば最強です。
ビットコイン
匿名性は現金や金地金に劣り、国内の取引所はKYC必須です。
自己管理でミスすると永遠に取り出せなくなるリスクがあり、現金や金地金と違って保有者が死亡した場合は相続人が扱えない可能性が高そうです。
携帯性の面では理想的(シードフレーズを暗記できるなら何も要らない)、真贋判定に悩む必要もありませんが、インターネットが使えない状況では使用できないというデメリットがあります。
高級装飾品
そのほか、個人的に全く興味がないので知識がありませんが、たとえば高級腕時計などの装飾品は携帯性の面では現金や金地金よりも高く、またフリマアプリなどで個人間売買されているところを見ると金地金よりは真贋判定が容易なんでしょうか。
ある程度の知識とお金がないと厳しそうなので私には最も不向きです。
匿名性は現金、携帯性はビットコインだが
匿名性は現金が最強ですが、新円切り替えされると終わるので国家への不信感が強い人には向いていなさそうです。
そして携帯性はビットコインが最強ですが、私を含め多くの日本人はある程度状況が悪くなっても国外脱出する根性はない気がするので、実際にはその優位性が発揮されることはないかもしれません。
(まあいざとなれば簡単に持って逃げることができる資産を持っているということが重要ということで…)
最近、有事のことをちょっと考えてみたりしてるのですが、私は生命力が弱すぎるのでうまく生き残れる気は全くしないですし、備えるだけはしておくとしてもいざとなったら諦める気満々であまり真剣には考えていません。
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