ゴールドとビットコインの保有主体内訳


キャシー・ウッド氏曰く、ビットコインは2030年までに100万ドルに到達するそうです。


Infinite Market Capによると、現在の時価総額はビットコインが$317.7B、ゴールドが$11.504Tなので、めちゃくちゃ強気に考えてゴールドの時価総額近くまで成長するとしても1BTC=50万ドルくらいが限界に思えます。

ゴールドとビットコインの保有主体内訳

ゴールドとビットコインの保有主体を比べてみると、ゴールドは宝飾品46%、投資(ETF、延べ棒、コイン等)22%、中央銀行17%、その他(産業用等)15%、ビットコインは投信・ETF(ほぼGrayscale Bitcoin Trust)3.85%、非上場企業1.51%、上場企業1.23%、国家1.17%、その他92.25%(マイニングされていないBTC含む)となっています。


データ:GoldhubBuy Bitcoin Worldwide


中央銀行がゴールドの代わりにビットコインを買うのはなかなか考えにくいですし、産業用に使われることもないので個人的にはゴールドの時価総額の7割弱くらいがSoVとしては限界なんじゃないかなとなんとなく思っています。




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コメント

  1. BTCの価値が金の7割が限界というご意見に同意します。
    ふと思ったのが、金とプラチナとの関係です。
    昔、私が金を買い始めた20年ほど前、プラチナは金の倍以上の値段が付いていましたが、需要の中心であった排ガス触媒で安価な代替材料が開発されたことから暴落し、現在、田中貴金属で1オンスで金の6割位になっています。
    プラチナは産出量も少なくて通貨には向かず、宝飾用が中心で産業用の需要も少ないとなると、この位の値段になるのかなと思います。
    最終的にBTCもプラチナと似たような感じになるのかなと思います。

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    1. そこは私は意見が真逆で、SoV(価値の保存手段)としては産業用需要は低い方がいいと思うんですよね。
      プラチナ、シルバーは産業用需要が大きく、産業向けの利用価値に引っ張られてしまいがちなので、産業用需要が小さいゴールドを長期でアンダーパフォームしているという理解です。
      産業用需要のみの原油や農産物などのコモディティは完全に利用価値のみで価格が決まってしまうので上昇し続けることはできませんが、そういう需要が全くないビットコインはどこまで上昇しても誰も困らないのでむしろゴールドよりもアップサイドは大きいと思います。
      ただ、SoVの需要が短中期的に激増するとは思えないのでゴールドを超えて成長するのは難しいだろうなという感じです。

      単なるSoVとしての需要を超えてインターネットのネイティブマネーとして普及していけばゴールドの時価総額を超えるかも?とも期待していますが、とりあえずはゴールドの7掛けくらいまでは頑張ってほしいですね。

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