各国のマネーサプライとゴールドのインフレ率


前回はゴールドの年間採掘量と全世界のGDPについてでしたが、今回は各国のマネーサプライM3と比較してみました。


ゴールドのストック(それまでに採掘された総量)と各国のマネーサプライM3を1980年=100としてグラフ化すると以下のようになります。

データ:FRED

1980~2022年のCAGRはオーストラリア(9.5%)>カナダ(7.1%)>アメリカ(6.5%)≒ユーロ圏(6.5%)>スイス(4.3%)>日本(4.0%)>ゴールド(1.6%)の順となっています。

増加率(インフレ率)を10年ローリングで見るとこうなります。
データ:FRED

2010年前後ではゴールドよりも日本円のほうが低い時期もあったようで、1990年=100とすると、バブル崩壊からアベノミクス直前までは両者の増加ペースはほぼ同じくらいだったことが分かります。


この間は景気は悪かったですが、日本円は購買力平価でみてもずっと割高で推移しており、日本円で預金をするのには良い時期だったんですよね。
データ:OECD




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