FIREに向けてパーマネントポートフォリオを参考にしていきたいが


当面は高リスク運用を続けますが、目標時期(2030年まで)に向けて徐々にパーマネント・ポートフォリオみたいにもう少しリスクを抑えた感じにしていくつもりです。

 参考:PERMANENT PORTFOLIO


とはいえ現状はほぼ株式(とビットコイン)なので、株式25%/長期債25%/ゴールド25%/キャッシュ25%は大改造が必要になってしまい、税負担等を考えるとそこまで株式比率は落としたくはないですし、キャッシュは別になくていいかなと思っています。


ということで、今回はパーマネント・ポートフォリオからキャッシュをなくして比率を変更したときにリスクリターンがどの程度変わるのかを調べてみました。

※キャッシュをゼロにしたら大元のパーマネント・ポートフォリオとは別物かもしれませんが、各25%ずつではなくてもPermanent Portfolioという名前のファンドもあるようですし、ここでは長期にわたって購買力を保つのが目的のポートフォリオということにしておきます。

 参考:The Permanent Portfolio Family of Funds

キャッシュをゼロにした場合のパーマネント・ポートフォリオ

各25%ずつのパーマネント・ポートフォリオ、米国株式/長期債(10年債※)/ゴールドが40%/30%/30%、70%/15%/15%、S&P500を比較すると以下のようになります。

※長期債にLong term treasuryを選択すると期間が短くなってしまうので10-year Treasuryにしました。


出典:Portfolio Visualizer

もう少し比率を細かく変えた場合は下表のようになります。始点が1972年と1970年代のゴールド急騰を含んでいるので、株式と債券のみのポートフォリオに比べるとゴールドを組み入れたほうがかなり改善しています。

(逆に始点をもう少し後ろにずらすと株式と債券のみのほうがパフォーマンスが良かったりします。)

モンテカルロ・リタイアシミュレーション

Portfolio Visualizerのモンテカルロ・シミュレーションを使って、リタイア時点の資産50万ドル、毎月1,670ドル引き出し(およそ年4%取り崩し)、シミュレーション期間60年、インフレ率3.96%(ヒストリカルインフレ率)とした場合のそれぞれのポートフォリオの破産確率を調べてみました。

 過去記事:モンテカルロ法によるリタイアシミュレーション



この条件では株式70%/長期債15%/ゴールド15%が最も破産確率が低いですが、株式比率はなるべく落としたくないので、株式80%/長期債10%/ゴールド10%くらいでもまあまあ良さそうです。


私の場合は値動きは全然違いますがビットコインも保有しているので、とりあえずゴールドは後回しで少しずつ長期債比率を高めていこうかなと思います。







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