iShares Bitcoin Trustの経費率が気になる


先週BlackRockがビットコイン現物ETF(iShares Bitcoin Trust)を申請してから、WisdomTreeが再び現物ETFを申請、CitadelやFidelityの支援を受けた機関投資家専用EDX Marketsがサービス開始、ドイツ銀行のカストディライセンス申請等々、伝統的金融機関の参入が本格的になってきているのかなという感があります。


ビットコイン現物ETFは天下のBlackRockなので承認されそうな雰囲気もありますが、もし認められたらiShares Bitcoin Trustの経費率がどれくらいになるのかが気になっています。


現状、ビットコイン投信のGBTCは2%、米上場の先物ETFは0.76〜0.95%、カナダの現物ETFは1.45%となっています。物理的な保管場所が必要なゴールド現物ETFの経費率は0.10%~0.40%なので、それに比べるとビットコイン現物ETFはAUMが大きくなればもっと安くすることもできそうですが…


Buy Bitcoin Worldwideによると現在ETF・投信の形で保有されているビットコインは819,125 BTC(全体の3.901%)だそうですが、仮にiShares Bitcoin TrustがGBTCと同規模(643,572 BTC)くらいになったとすると、ETF・投信が保有する分は全部で146万BTCくらいになります。

iShares Bitcoin Trustの経費率にもよりますが、ETF・投信の経費は年間1万BTC以上と結構な規模になりそうです。

本来はETF・投信や取引所ではなくてセルフカストディで普及するのが好ましいはずですが、どう考えても万人向けではないので安心安全のETFとしての保有が増えていきそうですね。
(日本ではいくら税制上のメリットがあったとしても金融庁に届け出のない海外ETFは証券会社で取り扱ってもらえないので買えない可能性が割とありそうですが…)



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