自国通貨安ヘッジとしては優秀な株式


高インフレ下で自国通貨が崩壊するなかアルゼンチン株やレバノン株が結構良いパフォーマンスを残しているという記事を書きましたが、最近の日本株の好調っぷりをみると、自国株式はインフレヘッジというか、自国通貨安ヘッジとしては優秀なんだなあと改めて思っています。

 過去記事:高インフレ下でもACWIを長期アウトパフォームしているアルゼンチン株

 過去記事:過去10年で最もパフォーマンスが良かったのはレバノン株




トルコもアルゼンチンよりはマシとはいえ高インフレで通貨下落が止まりませんが、トルコ株はドルベースで横ばいなので一応は購買力を保つことができています。



出典:Portfolio Visualizer

アメリカ株の場合はインフレヘッジとして買うと金融引き締めでドル高になる過程で下落しがちなイメージがありますが、基本的に自国通貨安ヘッジとしては結構良いんじゃないかなと思っています。



日本も仮に悲観論者が主張するように日本円が趨勢的に下落し続けるとしても、日本株は割と明るいのかもしれません。



よろしければ応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

コメント

  1. これは私も以前から気になっていたので、こういうチャートを作ってみました(日米の株価指数 x 通貨インデクス)。
    https://fred.stlouisfed.org/graph/fredgraph.png?g=18TA2
    これと生の株価指数を比べると、確かに通貨価値で調整した方がグラフが平滑に見えます。
    https://fred.stlouisfed.org/graph/fredgraph.png?g=18TAw

    それと、こういうチャートを見て気付くのは、日本株はこれまで「輸出大国→平成バブル→その後の調整」の影響が大きすぎてトレンドがつかみにくかったですが、2009年頃からやっと安定軌道に乗った事が確認できます。成長性が米国に負けてはいますが。

    返信削除
    返信
    1. これは初めて見ましたが分かりやすくていいですね。
      米国株の長期チャートは名目よりもインフレ調整後したほうが綺麗な右肩上がりに見えると思いますが、日本株もそうなんだろうなと思います。

      過去10年くらいの米国株はパフォーマンスが良すぎるのでそれ以外の国と比べると日本株は優秀な部類に入ると思います。
      足元では通貨安ペースが急すぎて名目のほうが綺麗な右肩上がりになっていますが、これも長続きはしなさそうですし安定成長していきそうに見えますね。

      削除

コメントを投稿