米国債、投資適格社債の期待リターン


再びS&P500のCAPEレシオが30を超え、米国株の期待リターンが低下するなか、最近(というか去年くらいから書いてる気がしますが)は債券比率を増やしていきたいなと思っています。


債券のリターンはほぼ投資した時点の利回りによって決まることが知られています。

(データはDamodaran Onlineとmultpl.comです。)


Portfolio VisualizerのShort Term Treasury、Intermediate Term Treasury、Long Term Treasuryを並べてみるとこうなります。


投資適格社債においても同じことが言えます。
 
ロジカルに考えると、60/40ポートフォリオとかレイ・ダリオのオールシーズンズ・ポートフォリオみたいに債券利回りが低くても決まった比率を債券に割り当てるのは正しいことだと思うのですが、感覚的にはここ数年くらいの低金利下で債券を買うのは雰囲気的に嫌だったのでほとんど保有していませんでした。

最近だと私が株式投資を始めて以来では最高水準くらいなのでまあまあ良いのではという気がしています。


40年超にわたって続いた金利低下サイクルがとうとう終わりを告げ、今後は金利上昇サイクルが始まって資産価格は致命的な打撃を受ける的な悲観論もありますが、中央年齢の上昇にしたがって30年国債利回りが低下してきたという話もありますし、今後も高齢化とともに金利低下は続くんじゃないかなという気もします。

 過去記事:中央年齢の上昇と30年国債利回りの低下


まあ今のドル円レートで米国債や投資適格社債に投資しても為替差損で相当やられそうですが、2621みたいな為替ヘッジ付き東証ETFもヘッジコストがどうなんだろうという気がするので同じ高いコストを支払うならTMFとかを買っていこうかなと思っています。




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