円安でFIRE目標が後ろずれしていく


円が強かった十数年前は1,000万円くらいあれば途上国ではギリギリ働かずに生きていけるのではみたいな感覚をなんとなく持っていた気がします。


当ブログを始めた2016年末頃は日本でセルフ生活保護みたいな節約生活を許容すれば4,000〜5,000万円くらいあればなんとかなるかな?と思っていました。


とりあえず今年に入ってから当初なんとなく目標にしていた4,000〜5,000万円台というところまで到達したのですが、ドル建てでは2021年10月よりも低く、やっと30万ドルを超えたところなのでFIREには程遠いです。

(私の場合は2021年10月を始点にするとビットコインが足を引っ張っているので株式だけ買い続けていたら普通に超えていると思いますが…)

とりあえず50万ドルくらいあれば目標達成した感がありますが、それだと今は円にすると7,120万円とかになるんですよね…

そもそも米ドルもインフレで購買力が相当落ちている訳で、その米ドルに対して大幅に下落している日本円の実質実効為替レートは1971年8月以来の低水準となっており、ピーク(1995年6月)からは約60%も下落しています。




以前、日本円が単に割安なだけならいいけれど相対的な所得水準低下を反映しているものだとしたら長期でさらに円安が進んでいく可能性もあるのだろうかという記事を書いたのですが、あれから後者の可能性が高まっているように感じるので、自国通貨建てだけでFIREを考えるのは難しくなっているなあと思っています。

 過去記事:日本円は単に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映しているのか




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コメント

  1. こういう話題も面白いですね。実際問題、セルフ生活保護生活の中でもレベルがあると思っていて住宅費の捻出方法次第で額は大きく変わる気がしております。
    実家とか持ち家(払い済み)と激安とは いえ賃貸ではだいぶ違うなと。
    小屋とかトレーラーハウスとかやってみたいですが、自分は挫折しそうです。

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    1. トレーラーハウスとか小屋とかはたしかにちょっと憧れはありますが、断熱性やばそうなので夏冬はちょっと厳しそうな気がしますね…
      今後だと3Dプリンターハウスとかに期待したいところです。

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  2. 空き家を簡単にでもリフォームできる力があれば最強だと思うので、リタイア前にそういう訓練にいきたいです…

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    1. 自分でリフォームできるようになったら最悪お金足りなくなってもスポット的に働けそうなので良いのかもしれませんね。
      私は習得するのが面倒に思ってしまうので、3Dプリンターで住宅がそこまで高い買い物じゃなくなってくれたらなあと期待しておきます。

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