米国ではBTCの先物ETFのみが存在しており、BTCの現物ETFとETHの先物ETF・現物ETFは承認されていませんが、カナダでは両方の現物ETFが存在しています。
BTCはBTCC(Purpose Bitcoin ETF)、BTCX(CI Galaxy Bitcoin ETF)等、ETHはETHX(CI Galaxy Ethereum ETF)、ETHH(Purpose Ether ETF)等で、経費率は1%前後です。
BTCのETFは現物に対して経費率ぶん劣後するだけで手軽で税制上有利なので純粋にキャピタルゲインが得たいだけなら現物よりも良い選択肢になりそうです。
(日本では仮に承認されたとしても金融庁にブロックされるので買うことはできないはずですが…)
一方、ETHは今のところ総供給量の約2割がステーキングされており、この約2割は年率換算で約4%のステーキング利回りを得ています。
参考:ETHのステーキング
ということで、ETHのETFは現物に対して経費率+逸失ステーキング利回りぶん劣後することになり、これは現物のほうが良い選択肢になるはずです。
ETHを有配株と同じように考えると、ETH価格にはステーキング利回りが織り込まれているはずで、もしBTCとETH(ステーキング込み)のリスク調整後リターンが同じだとしたら、ETHのETFは結構不利なのかなと思っています。
現物ETFはコールドストレージなのでステーキングはできないと思うのですが、もし現物ETFが保有するETHの一部をステーキングに回せれば経費率ゼロとか逆に分配金を出すETFも作れそうで、そういうのがあったら面白そうだなと思っています。どのみち日本では買えないので関係なさそうですが。
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