少なくとも私が投資を始めた頃から既に米国株は歴史的にみて相当割高であり、それに比べて新興国株は割安なので今後はアウトパフォームするだろう、みたいな言説をよく見かけていた気がします。
たとえばGMOの7-Year Asset Class Real Return Forecastsでは全般的に厳しめなので2013年末の段階で米国株は大型株も小型株もマイナス予想となっていますが、新興国株は3.5%と株式のなかでは最も高くなっていました。
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出典:GMO |
結果は米大型株>米小型株>新興国株でした。
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出典:Portfolio Visualizer |
2016年時点でも相変わらず新興国株が米国株を大幅アウトパフォームとなっていましたが、結果はやはり米大型株>米小型株>新興国株でした。
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出典:GMO |
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出典:Portfolio Visualizer |
新興国株は長期にわたってアンダーパフォームし続けた結果、現在の実質期待リターンは6.6%とかなりの高水準(とはいえ過去の米国株並み)、米国株は相変わらずマイナスとなっています。
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出典:GMO |
新興国株>米国株はGMOに限らず、Vanguard※やResearch Affiliates等でも同じですが、今後7~10年はさすがに新興国株がアウトパフォームするのか気になるところですね。
※Vanguardでは新興国株よりも米国を除く先進国株のほうが高くなっています。
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