S&P500の30年(一世代)・60年(二世代)・90年(三世代)の実質リターン


米国株は長期で右肩上がりというとよく人間の寿命は有限なのでどうなるかは一人の人生の期間ではうまくいくかどうかはわからないという話になりがちです。

一人の投資期間を30年とすると、実質トータルリターンは年率1.8%〜11.6%と時期によってかなり当たり外れが激しくなってしまいますが、親子二世代で60年とすると5.0%〜8.5%とかなり差が小さくなります。
孫まで三世代で90年になるとさらに差が縮まって5.4%〜8.0%になります。
年率5%だったとしても三世代90年で81倍(インフレ調整後)になる計算です。相続税で結構もっていかれるとしても一世代目がコツコツ投資していけば三世代目以降は余裕でニートでやっていけそうですね。

この場合、三世代にわたって資産を保ち続けることよりも日本が破綻せずに生き残っているのか、海外移住するとしても資本主義が存続しているのかという問題がありそうですが…

逆に90年以上前は投資環境が悪くてよほどの富裕層以外は三世代にわたって堅実な株式投資を続けることは難しかったはず(日本人は仮に買えていたとしても戦時中に接収されたはず)なので、どのみち特別な才能がない一般庶民が株式投資で富裕層入りする例は昔もほぼなかったと思います。

みんながインデックス投資をして全員幸せになれるはずがないんだみたいなゼロサム思考の人もいますが、いまインデックス投資に勤しんでいる人たちの子供の世代や孫の世代では生まれながらにしてFIRE状態が珍しいものではなくなっていくのかもしれません。

そのうちAIとか自動化とかで平凡な人間は仕事がなくなる可能性もありそうですし、1秒たりとも労働せずに生きていくことができるかもしれない未来の子供たちには嫉妬してしまいますね。



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