カン・チュンドさんのブログで、無分配の投信が今後も伸びていくと国としては逸失税収が無視できなくなるので分配金支払いが義務化される可能性があるのでは?という記事がありました。
参考:将来、投資信託は『分配金』出すべしと義務化される可能性について
金融所得を社会保険料の対象にすることも検討されているようですし、そうなると余計に無分配投信がそのままということはなさそうとはずっと思っていますが、分配金支払いが義務化されたら円買いが恒常的に続くので円安圧力の緩和にも良さそうな気がします。
SBI証券の投資信託パワーサーチで国際株式投信のうち分配金を出していない投信を調べてみると、現時点では465件存在するらしく純資産額の合計は28兆1,420億円あるようです。
なので分配金支払いが義務化されるとしたら、平均分配金利回りが1.5%とすると現時点では年間4,200億円が円転されることになります。
新NISAで毎年10兆円ペースで外国株が買われているみたいな話もあるので当面は強制的に分配金が出たとしても再投資されるだけだと思いますが、今のペースで買い続けていたら近いうちに均衡点に達するでしょうし…
逆に無分配投信が維持されたまま金融所得増税が進んでいったら、有配の投信や個別株から無分配投信へのシフトが進んで税収減かつ円買いも起こりにくいので、増税や円安基調が続く限りは冒頭の記事のような分配金支払い義務化の可能性は案外とあるんじゃないかなと思っています。
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