東京のドル建て不動産価格指数(住宅地・戸建住宅・マンション)


マンション価格が大幅に上昇していますが、一方でこの10年間で円安が大幅に進んだために外国からみると日本のマンションは未だに高くはないのでは、という話もあったりします。


今回は東京都の不動産価格指数をドル建てにしてみるとどうなるのかを見てみました。


まずはそのまま円建てだとこうなります。

住宅地や戸建住宅はリーマンショックで下落したあとになかなか回復せず、COVID-19パンデミックから少し上昇基調が続いている程度ですが、マンションは2013年以降一貫して右肩上がりが続いており、2007年4月比でほぼ2倍になっています。


一方でこれをドル建てにするとこうなります。

住宅地と戸建住宅はドル建てでは全く上がっておらず、マンションも2011~2012年とほぼ同水準です。

(この不動産価格指数は2024年1月が最新なので、現時点ではマンションはたぶん150台前半だと思われます。)


日本株も円建てではかなり上がった感があるものの、ドル建てではこの30年間でほとんどレンジ内といえる範疇です。



ドル建てでみるとマンション価格も株式もかなり割安と見ることもできるでしょうし、住宅地や戸建住宅にいたっては相当安く映るんだろうなあと思いつつも、株式はともかく住宅価格がこれ以上上がると色々厳しそうなので更に大幅上昇するイメージは少し難しい気もしますね。




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