米国のビットコイン現物ETFのカストディアンはCoinbaseがほぼ独占(FBTCはFidelity)しており、上場企業で大量のビットコインを保有しているMicroStrategyもやはりFidelityとCoinbaseらしいので、米国の現物ETFや擬似ETFと化しているMicroStrategyの保有量が増えていくほど攻撃されるリスクは高くなっていくと思われます。
(普通に取引所に置いているよりはより厳しい規制があると思うのでその分安全性は高いのかもしれませんが、保有量が増えるほど大金をかけて何年も周到な準備をしても報われてしまうので)
ゴールド現物ETFの場合、GLD/GLDMはHSBCのロンドン支店、IAUはJPモルガン・チェースのロンドン支店に保管されているそうですが、物理的に安全な金庫のなかに保管されたゴールドバーが盗まれるリスクは戦争で占領されるとか政府が接収しようとするとかでもない限りはありえなさそうです。
株式や債券などのETF・投信はそもそも盗みようがないですし、伝統的なETFやゴールドETF等に比べるとビットコインETFはかなりリスクが高いと思います。といってもほぼゼロの前者に比べてなのでそこまで気にする必要があるほど高くはないのかもしれませんが、素人的にはどういう風に保管されているのかも知らないですし何となく怖く感じます。
適切にコールドに保管されたビットコインが盗まれることはなくても、DMM Bitcoinもソーシャルエンジニアリングで盗まれたみたいな話もありましたし、どこかの単一の企業に大量に集中している状況は結構怖いなあと最近は改めて思っています。
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