サプライチェーン攻撃が怖すぎる


ヒズボラが盗聴対策でポケベルやトランシーバーを通信手段に使ったら爆弾を仕込まれて一斉爆破、民間人が巻き込まれるというテロ事件のニュースを見て改めてサプライチェーン攻撃(物理)の怖さを思い知りました。

今までも西側と非西側のあいだで投資をしていると資産凍結や接収されるリスクが増してきている感じがあって一応西側に属している日本人としては基本的に西側の株式にしておいたほうが無難だなあと思っていたのですが、電子機器が遠隔で爆破されることは全然思っていませんでした。

兵士以外にも広く使われているものを完全に無差別に爆破されることまではさすがに考えなくてよさそうな気はしますが、EV一斉爆破とか暴走みたいなSF的なことになったら怖すぎます。完全に防ぐことはかなり難しそうですし、そういうリスクを防ごうとするとブロック経済化して経済成長率鈍化&高インフレになるので困りますね…

今回は敢えて使用人口がかなり少なそうなポケベルやトランシーバーを使ったせいで対象を絞り込みやすくなったので使用人口が多いスマホにE2EEメッセージングアプリを入れて使ったほうが良かったんじゃないかなと思うのですが、これは今回みたいなテロ以外にも良い教訓になっているように思います。

たとえばビットコインの自己管理には専用のハードウェアウォレットが使われることが多いですが、これを買うときにはサプライチェーン攻撃を考慮してAmazonとかで適当に買うんじゃなくて直販サイトで買いましょうとよく言われています。

それでもゼロリスクにはできないとはいえ現実的には無視できる程度の低リスクになるだろうなあとなんとなく納得していたのですが、今回の事件を知ったあとだとそもそもビットコインを管理するための専用ハードウェアという時点で攻撃されるリスクは無視できなさそうな気がしてきました。

複数ベンダーを使ってマルチシグにするか、そもそもハードウェアウォレットみたいな専用デバイスではなく普通のPCを完全オフラインで使わないといけなさそうです。一般人には自己管理無理では…

攻撃されたときのリスクが高いものに対してはある程度敏感になったほうが良くなるかもしれないですね。



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コメント

  1. そもそもこの件はスマホを支給する代わりにポケベルを配付していたので…

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    1. 「そもそも」の意味が分からないのですが…

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