割安な株式が失われていくなか、過去10年横ばいあるいは下落で相対的に安く見えるラテンアメリカの主要40銘柄で構成されるILF(iシェアーズ ラテンアメリカ 40 ETF)を買っていこうかなと思っています。
出典:Portfolio Visualizer |
ラテンアメリカ40といってもブラジル株とメキシコ株で8割近くを占めており、EWZ(iシェアーズ MSCI ブラジルETF)にメキシコ株はじめ他のラテンアメリカ株をちょっと混ぜたみたいな感じと思っておいたほうが良さそうなETFです。でもまあEWZは経費率0.59%でこちらは0.48%なので少し低コストでやや分散されていると思えば割と良いかもしれません。
出典:ishares |
ILFのPERは8.74、CAPEレシオはResearch Affiliatesのデータをもとに加重平均すると11.6(アメリカとキャッシュは無視)となります。
過去記事:世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2024年9月末)
エリア別のCAPEは新興国が16.6、先進国が30.2、米国除く先進国が19.0、全世界株が28.3なので、ラテンアメリカは相対的にかなり低CAPEとなっています。今のところは低CAPE投資としてはDGS(ウィズダムツリー新興国小型株配当ファンド)を保有しているだけなのですが、チャイナリスクを避けて割安感()のある低CAPE ETFとして新たにILFを少しずつ増やしていく予定です。
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こんにちは
返信削除いつも参考にさせていただいています。ブラジルはXも使えないようなので、今は政治が一番まともそうなアルゼンチンが良さそうだと思っています。以前の記事を参考にさせていただきました。
経費率はそれほどではないのですが、interactive brokers では購入出来るので、ARGTというアルゼンチンのETFを毎週100ドルづつ購入しています。IBの定期購入もとてもいいですよ。40週で4000ドル投資しましたが、現在価値は5600ドルとなっています。
こんにちは。
削除ARGTはかなり調子良いですよね。
新興国扱いになっていたあいだのパフォーマンスは悪くて、フロンティア再格下げのあとは相当上昇しているのがなかなか面白いですね。
IBは以前から作ってみようかなと思いつつ、国内証券で取り扱いがない銘柄を買うために作るのも面倒に感じてしまって結局作ってないです。
早速の返信ありがとうございます。同時にGREK(ギリシャ)も設定したのですが、こちらは鳴かず飛ばずです。
削除IBはronaldreadさんには特におすすめです。多少面倒くさいところもありますが、三井住友の日本円の口座から800円の手数料で資金を入れられますし、10000分の1株単位で株の売買が出来るように設定しておくと、どんなに高い株でも毎週100ドル、とか0.1234株とか購入出来ます。また、持ち株が少なくてもDRIPで配当金を0.2株とかで受け取ることも出来ます。定期購入の設定が良くできていて、何回でおしまい、とか何時でおしまい、とか設定できます。後は、現金残高がマイナスになっても株が購入出来たりすることですかね。マイナスになると利息は付きますし、発注間違いには注意が必要ですが。
国内で取り扱いのない銘柄が買えるのとDRIPは魅力的ですよね。
返信削除ただ、送金コストとか複雑さは許容できるのですが、DRIPにしても定期購入にしても為替レートを記録して円換算で申告するのが面倒に感じてしまいますね…
国内証券だけだと申告不要で済ませることもできるので、一般口座を新たに作るのは税制的にハードルが高く感じます。