金地金の保管の難しさ


ゴールドETFは最もコストが安いものではGLDMで経費率0.10%、東証ETFでは金の果実(1540)が0.44%です。

同じ投資対象の場合は分配金にかかる税金のために東証ETFのほうが有利になることが多いですが、ゴールドETFに限っては分配金もなくコスト差が大きいので、GLDMを選択したほうが有利だと思います。

GLDMは経費率0.10%なので、たとえば2,000万円分保有していると年間コストは2万円になります。

これくらいだと金地金を買って銀行の貸金庫に預けておくほうが良いのではと今までは思っていましたし、実際にそうしている人は結構多いと思うのですが、三菱UFJ銀行の貸金庫盗難事件で貸金庫のセキュリティの緩さが露呈した今となっては大金を預けるのはかなり厳しい感じがします。
(銀行や支店によってかなり差が大きいのだとは思いますが、SNSを見ていると貸金庫は昔から信用していなかったとか実際に被害に遭ったみたいなことを言っている人が結構いたり、実態はどうであれ盗まれてもおかしくないと考えている人は一定数いることを知って驚きました。)

貸金庫が信用できないとしても、自宅保管も盗難リスクに加えて災害リスクがかなり怖いですし、個人レベルでは金地金を安全に保管するのはかなり難しいように思います。

失っても致命的にならない範囲で収集品的に小さい地金とかコインを保管しておくくらいだったら有事の際にも役に立つかもしれないので良いですが、そうでない場合はセキュリティが相当強固で耐火金庫とかに入れないといけなさそうです。庭が広かったら埋めるとかもいいのかもしれませんが、しばらく留守にするときとかは不安になりそうです。

安全な保管場所がある人にとっては良いと思いますが、一般人にとってはかなり難しい資産だなと改めて感じています。



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