アスワス・ダモダラン教授は技術革新はコストを削減して価格を引き下げる効果はあっても株式リターンが高くならない説を主張しており、今回のDeepSeekの件でもAIがコモディティ化することで企業には不利、消費者に有利だと言っているようです。
当ブログでも自身のリタイア計画に大きな影響を与えるため、AIの恩恵を受けるのは投資家と消費者のどちらにいくのか問題にはとても関心をもっているのですが、やっぱり今までと同様にやはり消費者が主に恩恵を受けるシナリオになるんじゃないかなという気がしています。希望的観測ですが。
過去記事:AIの恩恵は投資家と消費者のどちらにいくのかOpenAIのデータを不正に取得していたのではみたいな疑惑も出てきているようですが、いずれにせよAIも他の技術と同様にそのうち低コスト化していくのはそうなんだろうなと思いますし、AIで代替できて労働者が不要になった企業の場合も企業利益≒株式リターンが高くなるというよりは、やっぱりそこも強烈にデフレ化していくと考えたほうが自然に感じます。
個人的にはヘッジ的な意味もこめてAI関連株も保有しているので資産的にはその場合は打撃を受けるのですが、投資家のリターンばかりが良くなるシナリオの場合はかなり余裕をもったFatFIREじゃないと厳しいんじゃないかなと思うので。
(治安も悪くなるでしょうし、ゲーテッドコミュニティに住んで自分でボディガードを複数雇うくらいしないと怖い世界になりかねない気がします。)
超デフレ化していく世界がくることに賭けて低資産FIREしてしまうとやっぱりそうじゃなかったってなった場合に困りますし、義体化みたいなのができるようになったら早めに試したいと思っているのである程度資産を増やしていきたいとは思っていますが、割と楽観寄りに傾いています。
過去記事:将来の資金需要の不透明さ
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今回も独自の視点で面白かったです。
返信削除AIにより身体機能、記憶、意識の拡張ができれば、最終的に生と死の境界もなくなってしまうのかなどと、夢として考える分には面白いと思います。
一方これを現実の生活に取り入れようとすると、数億程度の小金持ちでは先駆者にはなれない気もします。
以前ronaldreadさんは暴落後にFIREしたいと書いていた気がしますが、その方針に変化はありますでしょうか。またDie With Zero的な考えはお持ちなのか知りたいです。
最後に、いつもご返信ありがとうございます。いちいち返信に「返信ありがとうございます」と書くのも迷惑かと思い避けておりますが、いつも感謝しております。
こちらこそいつもコメントありがとうございます!
削除たしかにAIで身体の拡張ができるようになっても庶民が到達可能な資産程度では恩恵に与れないのではというのはその通りにも思えるのですが、今までのテクノロジーと同様に待っていたら強烈にデフレが進んで庶民にも買える価格までこなれてくるのでは…?という淡い期待を抱いています。
全然落ちてこなくて小金持ち程度ではずっと手が出せないままだったら悲しいですね…
そういう費用を賄えるようになるにはどれくらいの資産が必要なのかは今の時点では全然わからないので、以前と変わらず次の弱気相場を乗り越えたくらいのタイミングでFIREを考えています。
Die With Zero的な考えは特になく、お金がかかりそうな興味のあることは身体の拡張とか最終的には機械に意識をアップロードするとかそういう生きているあいだに実現する可能性が怪しそうなものばかりなので、死ぬまでに使い切りたい、資産を不必要に多くもった状態で死ぬのは嫌みたいな感覚は全くないですね。
相続する人がいなければ国庫に入るよりはその時点で自分が有意義だと感じるどこかに寄付したいかなと思うくらいです。