TSMCの場合、ADR1株は現株5株に相当するので、足元ではだいたいADRの株価は240ドル程度であるべきなのに対して実際の株価は295ドル程度で、20%超のプレミアムとなっています。
ADRの現株に対するプレミアムの推移をみてみるとこんな感じです。ほぼ常時プラス圏ですが、2023年まではだいたい+10%程度に収まっていたものが最近では+20%~+30%くらいになってしまっています。


TSMと現株×5の株価、250日ローリングリターンを比べるとこんな感じです。
これだけプレミアムが凄まじいと多少手数料が高くても現株を買いたくなりますが、GPT5によると国内でオンライン完結する証券口座ではアイザワ証券でしか取扱いがないようです。
プレミアムを回避するためだけにTSMC専用として口座開設しようかなと思ったのですが、単位株が1000株なので最低730万円とかになるみたいなのでちょっとロットが大きすぎて断念しました。
TSMCはADR→現株ができても現株→ADRができない状態が続いているので裁定されないままプレミアムが拡大しているようなので強気相場が続くならこのままになりそうですが、下落するときは現株の下落にプレミアム解消分が乗ることになって結構厳しそうに思えます。
とはいえ台湾ETFでエクスポージャーをとるとしても構成比率はせいぜい30%程度でしょうし、国内でオンラインだけで済ませたいなら裁定730万円みたいなので、一般庶民としてはプレミアムを注視しつつちょっとずつ買っていくくらいかなと思っています。
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