低CAPE戦略は長年アンダーパフォームし続けており、当ブログもロシアのウクライナ侵攻を受けたロシア株ETFの凍結&清算、米ドルの武器化、ナイジェリア株ETFの脱法ETF化等々を経て現在はほぼ停止状態にあるのですが、今年はすこぶる好調です。
低CAPE国に投資するETFのGVAL(Cambria Global Value ETF)は年初来ではゴールドと肉薄するパフォーマンスをみせています。
今年4月にはGVALの5年リターンがETF設定来で初めてVTを上回ったという記事を書いたばかりなのですが、それからも好調で今度はS&P500に追いつくところまで来ています。
過去記事:【低CAPE復調?】GVALが5年リターンで初めてVTを上回る
| 出典:Portfolio Visualizer |
長年死ぬほどアンダーパフォームしていたどマイナーETFがここまできたのかと思うと感無量ですね…まあそれまでめちゃくちゃパフォーマンス悪かったので設定来だと普通にボロ負けなんですが。
9月末なのでちょっと古いですが、投資対象国はコロンビア、シンガポール、香港、チェコ、イギリス、ポーランド、タイ、トルコ、ブラジル、チリ、オーストリアとなっています。
| 出典:Cambria |
首位のコロンビアは年初来で+107.82%と絶好調のようですが、コロンビアETFのICOLは償還されてしまったため、ETFDbによると米ETFのなかで最もコロンビア株エクスポージャーが高いETFはGVALだそうです。
(なおICOLはGVALと同じく国内ではもともと取り扱いがなかったのでどのみち投資するのは難しかったです。)
| 出典:MSCI |
ちなみに同じくカントリーETFのNGEが償還されてしまったナイジェリアも償還後のパフォーマンスはすこぶる良く、過去1年で+71.47%、年初来でも+47.79%となっています。こちらは5年で-16.22%、10年でも-10.81%とめちゃくちゃ悪いので長期保有していても全く報われていませんが…
| 出典:MSCI |
低CAPEは逆張りでボロボロになった国を買うので個別にカントリーETFを買ったら償還リスクが割とありますし、GVALは取り扱いがないということで当ブログでは大体的にやることはもうないかなと思いますが、今後も密かに応援していきたいです。
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