ビットコインの自己管理のハードルが上がっていく


つい先日、ビットコインコミュニティでは比較的高評価だったColdcardというハードウェアウォレットに乱数生成の欠陥が発見され、本来128ビットのエントロピーが約40~72ビット程度まで低下していたために1000BTC以上が流出するという被害がありました。

十分に強力なパスフレーズを設定する、サイコロを振ってエントロピーを生成する、複数のベンダーのハードウェアウォレットを買ってマルチシグ、みたいな対策を取っていれば今回のような被害は避けられたはずですが、そこまで強くビットコインに興味を持っていないライトユーザーにとってはあまりにもハードルが高すぎるように感じます。

そもそもハードウェアウォレット自体も偽物が存在するので公式ストアから購入することを強く推奨されている上に、過去には有名どころのLedgerやTrezorは顧客情報流出をやらかしており、自宅で受け取ること自体にも一定のリスク(ビットコインを自己管理している可能性の高い住所が漏洩する)があるんですよね。

また、こういう被害が起きたときにもシードフレーズ自体、人によってはすぐに回収できないような場所に保管していたり、そうでなくても旅行中とかで即座には対応できない場合が多そうですし、色んな意味で考えることが多いと思います。

ビットコイン自体には何の問題もないとはいえ、今後もAIによる脆弱性発見が増えていくのは確実だと思われるので、こういう事例はまだまだ起きてしまいそうですし、自己管理のハードルがこれまで以上に高くなり、ビットコイン自体に強気でも現物ETFとかMSTRみたいな選択肢に流れる人がより増えていきそうな気がします。個人で気軽に扱うとしたらカストディ型のライトニングウォレットくらいですかね。

個人的には汎用パーツで自作できるSeedSignerとサイコロがベストかなあと思っているんですが、軽くビットコインに興味がある程度の人にはあまりお勧めはできなさそうです。



よろしければ応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

コメント