EPOLはCAPEレシオが低いので興味を持ってはいたものの、国内ネット証券では取り扱いがないと勘違いしていたので今まで調べたことがありませんでした。コメント欄で普通に買えることを教えていただいたので、低CAPE国への投資の一環としてEPOLへの投資を検討しています。
(過去記事:投資方針(仮))
EPOL(iシェアーズ MSCI ポーランドETF)
EPOLの経費率は0.63%で新興国株ETFのVWOと比べるとかなり高いです。同じiシェアーズの単一国株式ETFでもロシア(ERUS)やトルコ(TUR)、インドネシア(EIDO)などは0.62%、マレーシア(EWM)は0.49%なので、EPOLは高い部類ですね。PERは12.59でVWOよりも低いですが、配当利回りは2.18%と低めです。
(表のデータはETF.comです。)
セクター比率
新興国は金融セクター比率が高い国が多いですが、EPOLは45.4%と半分近くを占めています。エネルギーセクター比率も高めです。組入上位銘柄
CDプロジェクトはWitcherシリーズで有名(?)なゲームデベロッパーなのですが、ポーランド企業ということは初めて知りました。知っている企業が入っていると何となく親近感が湧きますね。
(関係ないですけど、私WitcherとかThe Elder Scrollsみたいなファンタジー系オープンワールドRPG好きです。最近は老化なのかゲーム酔いで頭痛と吐き気に襲われることがあるのでほとんど遊んでいませんが…)
ポーランドの経常収支(対GDP比)推移
ポーランド経済は内需主導型だそうで、経常収支は長らく赤字基調でしたが、最近では赤字が大きく減少しています。また、ポーランドは人口減少国ですが、EU内では最も若者の人口比率の高く、国民の半分は35歳以下だそうです。
PwCの「2050年の世界」によると、ポーランドはEUのなかで最も高成長を遂げる経済大国となる見込みで、長期的にはロシアを追い越すと予想されるとのことです。
(2016-2050年の年平均実質GDP成長率は2.1%(人口増加率-0.4%+1人当たり実質GDP成長率2.5%)の予測です。)
ポーランド株の過去パフォーマンス
EPOLは設定日が2010年5月25日と新しいETFなので、MSCI POLAND IMIのパフォーマンスを見てみます。
出典:MSCI POLAND IMI (USD)
MSCI POLAND IMIの1994年5月31日~2018年5月31日の年率リターンは2.60%で、MSCI Emerging Markets IMI(5.38%)とMSCI ACWI IMI(5.38%)を大きく下回っています。また、リーマンショック時のドローダウンも78.03%と大きいです。
MSCI ポーランドの時系列CAPEレシオ
出典:Research Affiliates
2005年以降のCAPEレシオの中央値は12.0、最小値は8.0、最大値は28.0、Research Affiliatesが算出するCAPEレシオのフェアバリューは13.1です。2018年5月末現在のCAPEレシオは11.0なのでやや割安です。
今のところ低CAPE国への投資として、ロシア株とトルコ株を買い増ししていますが、ポーランド株も買ってみようかなと思います。
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