世界各国のイールドスプレッド比較(2018年7月末)


2018年7月末の世界各国のイールドスプレッドを見ていきます。

※イールドスプレッドは株式のバリュエーションを判断する指標のひとつです。
債券同士の利回り格差や株式と債券の利回り差を指し、それぞれの利回りを比較することで相対的な割高感・割安感を判断する指標のひとつとなる。
債券同士の場合は、一般的に長期国債を基準に、残存期間や信用度から債券利回りの割安・割高を判断する。債券と株式の場合は、長期国債の利回りから配当利回り(=年間配当金÷株価)や株式益回り(=1株利益÷株価)を引いた数値を比較する。
引用元:野村證券「証券用語解説集」

イールドスプレッド比較(2018年7月末時点)


PER益利回り10年国債
利回り
イールド
スプレッド
中国7.413.51%3.54%-9.98%
韓国10.19.90%2.54%-7.36%
ハンガリー9.710.31%3.31%-7.00%
日本14.56.90%0.06%-6.84%
オーストリア13.57.41%0.62%-6.78%
シンガポール11.38.85%2.45%-6.40%
ドイツ14.86.76%0.44%-6.31%
台湾14.36.99%0.87%-6.12%
ロシア7.513.33%7.69%-5.64%
オランダ16.66.02%0.53%-5.49%
スウェーデン16.56.06%0.61%-5.46%
アイルランド16.66.02%0.90%-5.12%
フランス17.15.85%0.73%-5.12%
香港13.87.25%2.20%-5.05%
ポーランド12.28.20%3.19%-5.01%
スペイン16.06.25%1.41%-4.84%
イスラエル15.06.67%2.01%-4.65%
ベルギー18.55.41%0.76%-4.65%
チェコ14.86.76%2.20%-4.56%
英国17.15.85%1.33%-4.52%
デンマーク21.74.61%0.41%-4.20%
スイス24.04.17%-0.01%-4.17%
フィンランド22.24.50%0.60%-3.91%
ノルウェー17.35.78%1.89%-3.89%
イタリア15.26.58%2.74%-3.84%
タイ16.46.10%2.60%-3.50%
ポルトガル19.45.15%1.74%-3.41%
ギリシャ13.67.35%3.97%-3.38%
カナダ17.75.65%2.31%-3.34%
オーストラリア17.75.65%2.66%-2.99%
米国21.44.67%2.96%-1.71%
ニュージーランド22.44.46%2.79%-1.67%
マレーシア18.95.29%4.08%-1.21%
フィリピン19.35.18%6.55%1.36%
南アフリカ14.27.04%8.59%1.55%
インドネシア18.55.41%7.76%2.35%
メキシコ20.05.00%7.77%2.77%
インド26.23.82%7.77%3.96%
トルコ7.912.66%17.94%5.28%
ブラジル18.45.43%11.09%5.66%
※PERははStarCapital AG、10年国債利回りはInvesting.comのデータを使いました。

グラフ化すると以下のようになります。
イールドスプレッドが特に割安なのは中国(-9.98%)、韓国(-7.36%)、ハンガリー(-7.00%)、日本(-6.84%)、オーストリア(-6.78%)、シンガポール(-6.40%)、ドイツ(-6.31%)、台湾(-6.12%)、 割高なのはブラジル(5.66%)、トルコ(5.28%)、インド(3.96%)、メキシコ(2.77%)、インドネシア(2.35%)、南アフリカ(1.55%)、フィリピン(1.36%)です。

ただし、現在はトルコ10年国債利回りが20%超まで急騰しているので、トルコが最も割高になっています。

CAPEレシオを使ったイールドスプレッド比較(2018年7月末時点)

最後に、益利回りの代わりにCAPEレシオの逆数を使ったイールドスプレッドを比較してみます。イールドスプレッドを計算するときにCAPEレシオを使うのが正しいのかは分かりませんが、PERを使った場合よりも一時的な要因を除けるので併せてチェックしています。

CAPE益利回り
(CAPEの逆数)
10年国債
利回り
イールド
スプレッド
ロシア6.415.63%7.69%-7.94%
チェコ10.29.80%2.20%-7.60%
スペイン13.87.25%1.41%-5.83%
ポーランド12.08.33%3.19%-5.15%
シンガポール13.67.35%2.45%-4.90%
ポルトガル15.76.37%1.74%-4.63%
オーストリア19.15.24%0.62%-4.61%
英国16.95.92%1.33%-4.59%
ドイツ20.14.98%0.44%-4.53%
韓国14.36.99%2.54%-4.45%
イスラエル15.86.33%2.01%-4.32%
ハンガリー13.67.35%3.31%-4.04%
ノルウェー16.95.92%1.89%-4.03%
スウェーデン22.04.55%0.61%-3.94%
スイス25.63.91%-0.01%-3.91%
フランス21.64.63%0.73%-3.90%
フィンランド22.54.44%0.60%-3.85%
台湾21.84.59%0.87%-3.72%
香港17.05.88%2.20%-3.68%
日本27.23.68%0.06%-3.62%
オランダ25.04.00%0.53%-3.47%
ベルギー25.73.89%0.76%-3.14%
イタリア18.25.49%2.74%-2.75%
オーストラリア19.25.21%2.66%-2.55%
中国16.85.95%3.54%-2.42%
デンマーク35.62.81%0.41%-2.40%
タイ20.14.98%2.60%-2.38%
カナダ22.04.55%2.31%-2.23%
マレーシア16.85.95%4.08%-1.87%
アイルランド45.52.20%0.90%-1.29%
ニュージーランド25.33.95%2.79%-1.16%
米国31.23.21%2.96%-0.24%
フィリピン20.05.00%6.55%1.55%
インドネシア17.55.71%7.76%2.04%
南アフリカ18.55.41%8.59%3.18%
メキシコ22.04.55%7.77%3.22%
インド23.64.24%7.77%3.53%
ブラジル13.47.46%11.09%3.63%
トルコ9.110.99%17.94%6.95%
ギリシャ-4.7- 3.97%
※CAPEレシオはStarCapital AG、10年国債利回りはInvesting.comのデータを使いました。

グラフ化すると以下のようになります。
CAPEレシオを使った場合だと、相変わらずロシア(-7.94%)とチェコ(-7.60%)が群を抜いて割安です。

トルコ(6.95%)、ブラジル(3.63%)、インド(3.53%)、メキシコ(3.22%)、南アフリカ(3.18%)、インドネシア(2.04%)、フィリピン(1.55%)は割高です。


チェコは割安だと思うので投資したいなと常々思っているのですが、Etfdbでチェコ株のエクスポージャーが大きい米国ETFを調べてみると、国内ネット証券で買えるものではDGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)の1.02%が最大でした。割安な国に投資したいと思っても、単一国ETFは見つからないことが多くて残念です。
(過去記事:DGS(ウィズダムツリー 新興国小型株配当ファンド)

出典:Etfdb



よろしければ応援クリックお願いします
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

コメント