ETF(VT、VWO、VEA、VEU、VGK、VPL)のイールドスプレッド(2018年9月末)


毎月末、StarCapital AGのデータを使って各国のイールドスプレッド(10年国債利回り-株式益利回り) を計算しています。
(カテゴリ:イールドスプレッド

バンガードのETF、VT(全世界)、 VWO(新興国)、VEA(米国を除く先進国)、VEU(米国を除く全世界)、VGK(ヨーロッパ)、VPL(パシフィック先進国)についても不定期で計算していこうと思っています。前回は今年5月に記事にしました。
(過去記事:ETF(VT、VWO、VEA、VEU、VGK、VPL)のイールドスプレッド

計算方法は前回と同じです。ETFの10年国債利回りは、ETF構成国のウェイトを用いて加重平均10年国債利回りを計算しています。
※10年国債利回りはInvesting.comのデータを使っています。なお、アラブ首長国連邦は国債利回りのデータが見つからなかったので計算から除外、ペルーは9年国債利回りで代用しています。

イールドスプレッド比較(2018年9月末)

加重平均10年国債利回りを使ってイールドスプレッドを計算すると以下のようになります。
(ETFのPERはETF.comのデータを使っています。)


PER益利回り10年国債利回り
(加重平均)
イールド
スプレッド
VPL
パシフィック先進国
13.157.60%1.09%-6.51%
VEA
米国を除く先進国
14.646.83%1.15%-5.68%
VGK
ヨーロッパ
15.326.53%0.99%-5.53%
VEU
米国を除く全世界
13.977.16%2.01%-5.15%
VT
全世界
18.895.29%2.59%-2.71%
VWO
新興国
13.527.40%5.26%-2.14%
VTI
米国
25.863.87%3.06%-0.81%
低金利のVPL(パシフィック先進国)、VEA(米国を除く先進国)、VGK(ヨーロッパ)は割安です。

VTI(米国)は相変わらずですが、前回-0.71%だったVWO(新興国)は益利回り上昇で-2.14%になりました。

高金利国が多い新興国株はイールドスプレッドでみると割高になりがちですが、このところの株価下落で割安感が出ています。


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