現在は英ロンドンとオランダ・ロッテルダムに本社を置いており、この二重構造を解消して経営効率を高める狙いでしたが、株主の支持が得られなかったようです。
ユニリーバのADRは英国株扱いのULとオランダ株扱いのUVの二種類がありますが、配当の現地源泉税率はULが0%に対してUVは15%なので、日本の投資家にとってはULのほうが有利です。
先月には本社をロッテルダムに一本化するにあたって「UL1株につきNew Unilever NV株式が発行される」との発表があり、保有していたUL株をすべて売却しました。
(過去記事:ULを全売却、DGS、DGRE、TUR、EWZ、GOOG、PMを購入)
本社一本化で経営効率が高まるとしても、New Unilever NV株の配当が15%課税されると魅力が薄れてしまうと思ったのですが、撤回されたのでその心配はなくなりました。
今回の場合、本社一本化だけでなく、もともとULのバリュエーションが割高だと思っていたのもあるので売却を後悔していませんが、今後は早とちりせずに経過を見守りたいと思います。
ULはまた安くなれば買い戻すつもりです。
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