たとえば、以前ご紹介したDVP(ディープ・バリューETF)というETFがこのパターンです。
(過去記事:DVP(ディープ・バリューETF))
DVPのファクトシートを見てみると、グロス経費率(Gross Expense Ratio)が0.80%、ネット経費率(Net Expense Ratio)が0.59%で、グロスとネットで0.21%の差があります。
DVPの記事を書いたときには経費率が2種類あることに気付かず0.80%と書いていたのですが、調べてみると実際に投資家が負担するのはネット経費率の0.59%のようです。
ほとんどのETFはグロス経費率とネット経費率が同じなので、経費率はひとつしかありません。
しかし、設定されて間もなかったり、規模が小さいETFは相対的に多くの費用が掛かるため、運用会社は投資家を呼び込むために値引きすることがあり、この場合、値引き前がグロス経費率、値引き後がネット経費率になるようです。
ETF.comやMorningstarに載っているのはネット経費率のみですが、あくまでも値引きであって恒久的なものではないはずなので、マイナーなETFの経費率を知りたい場合はファクトシートも確認したほうがいいかもしれません。
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