KO(コカ・コーラ)のCAPEレシオ推移


以前、KO(コカ・コーラ)の1971〜2018年の売上高・EPS・DPS・PER・配当利回り推移を調べて記事にしました。
 過去記事:KO(コカ・コーラ)の売上高・EPS・DPS・PER・配当利回り推移

KO(コカ・コーラ)のCAPEレシオ推移

今回はこのEPSとFREDのCPIを使ってCAPEレシオを計算してみました。
最大値は70.74(1997年)、平均値は31.94、中央値は26.45、最小値は9.25(1981年)です。

2018年は26.76なので、CAPEレシオでみると中央値とだいたい同じくらいです。
※2019年に入ってからかなり上がっているので、9/27時点では29.91(gurufocusのデータ)です。
 過去記事:NYダウ構成銘柄のCAPEレシオ

S&P500と比較すると以下のようになります。2000年まではKOのほうが高CAPEでしたが、最近はほとんど差がなくなっています。

CAPEレシオとその後10年間の実質株価上昇率

KOのCAPEレシオとその後10年間の実質株価上昇率※をグラフ化してみました。
※Portfolio Visualizerでは個別銘柄のトータルリターンを調べることができますが、1985年以降しか分からないので今回は株価上昇率にしました。
CAPEレシオを横軸、実質株価上昇率を縦軸にして散布図を作ってみると以下のようになります。

このトレンドライン通りになるのなら、現在の30近いCAPEレシオでもかなりの株価上昇が見込めそうです。

ただし、昔のKOのEPS成長率は以下のようにS&P500を大幅に上回っていました。
 過去記事:KO(コカ・コーラ)の売上高・EPS・DPS・PER・配当利回り推移
今後は昔のような高成長は望めないと考えると、やはり現在のKOは割高なんじゃないかなと思います。


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