そのため当ブログでは保有しているADRの配当を受け取った際には現地源泉税率やADR手数料をまとめるようにしています。あとはADRでなくても現地源泉税率が異なる場合も記事にしています。
(例えば本社をアイルランドに移転したMDT(メドトロニック)は20%です。)
過去記事:外国株の現地源泉徴収税率
過去記事:ADR手数料
今回は今まで受け取った配当のなかでも訳が分からないFCAU(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の現地源泉税について気になって少し調べたので記事にしました。
5月・6月に徴収された現地源泉税15%が8月に戻ってきた
5/10と6/5にFCAUの配当を受け取った際に15%の現地源泉税を徴収されていたのですが、8/24に楽天証券から現地ブローカーを通じて源泉税率の訂正(15%→0.34033%、0.17166%)があったので訂正後の配当金を入金するとの連絡がありました。下記記事でも書いたのですが、この微妙な税率は「現地源泉税率0%+1株当たり還付手数料$0.0025」という計算になっているようです。FCAU、現地源泉税率の訂正のお知らせが来てる。— 高卒非正規が株式投資でアーリーリタイアを目指す (@ronaldread_blog) August 24, 2019
15%→0.34033%と15%→0.17166%の2パターンあるけど、この微妙な税率はどういうことなんだろ。
税務上の本社はイギリスなのでイギリス株扱いなら0%のはずだけど…まあ手取りが増えるので別にいいか。 pic.twitter.com/O6h8sgXB0z
過去記事:FCAU(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)からの配当金
FCAのサイトを見てみる
FCAUは最初オランダ株扱いで現地源泉税率15%だったのが後でイギリス株扱いになったのかなと消化不良ながらも納得していたのですが、今になって気になってFCAのサイトを見てみると、配当のついてのページに説明が書いてありました。私たち日本人投資家の場合はオランダの源泉徴収の対象ではありませんが、一旦15%の源泉税を徴収されたあとブローカーがGlobeTaxに必要書類を提出することで15%が還付される仕組みになっているみたいです。
※DTCはDepository Trust Company(預託信託会社)の略で、NYSEのFCAUはDTCによって保有されているそうです。
出典:FCA |
なぜ源泉徴収されないのかは謎のまま
ただ、イギリス株扱いになるとかはどこにも書いていなさそうなので、オランダ株扱いならなぜ源泉徴収されずに済むのかは謎のままです。(きちんと調べたらどこかに書いてあるのかもしれませんが…)
とりあえず次の配当を待ちたいと思います。
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