米国がマイナス金利導入すれば日本の個人投資家の米国株投資は難しくなるのでは


米国のマイナス金利導入は、日欧で副作用を上回る効果がはっきりと認められていないことや短期金融市場において重要な役割を果たしているMMFへの悪影響を考えると今のところは可能性が低そうです。

ですが、もし今後マイナス金利が導入され、MMFの取り扱いがなくなった場合、売却代金や配当などで受け取った米ドルの待機場所を失うことになります。
(日本ではマイナス金利でMMFが軒並み繰上償還に追い込まれ、ネット証券ではMRFの取り扱いも無くなりました。また、今年5/28には「ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド(カナダドル)」が運用難から繰上償還となることが決定されました。)

米国では今の日本のように利息が付かない預り金に滞留させておいても別に問題はなさそうに思えますが、日本の個人投資家は米ドルのまま放置して為替差益が発生した場合には雑所得として申告する必要があり、非常に面倒です。
(さらに為替差損が発生しても雑所得は株式の配当や譲渡益とは通算することができないというデメリットがあるので、私は配当を受け取るたびに即MMFに替えるようにしています。外貨建MMFの損益計算に使われる為替レートは外国株式と同じく、取得価額が約定日のTTSレート、譲渡価額が約定日のTTBレートというところも大きなメリットです。)
 過去記事:米国株の配当を直接米ドルMMFで受け取れるようになって欲しい

利下げにより米ドルMMFは利回り的にはほとんど魅力のないものになってしまいましたが、余った米ドルの待機場所としては依然として欠かせないものです。

出典:SBI証券

もしも米ドルMMFがなくなってしまった場合、日本の個人投資家は
  1. 米ドルを受け取るたびに即円転する
  2. 米ドルを受け取るたびに為替レートを記録し、為替差損益を申告する
のいずれかを選択しないといけなくなると思います。
(受け取った米ドルで即座に再投資するとしても端数が出ないことはほぼないと思うので。)

SBI証券や楽天証券では売却時の円貨決済は選べても配当は米ドルで入金されるので、強制的にすべて円貨決済されるサクソバンク証券が一番楽ということになるかもしれません。

米ドルMMFが廃止になればSBI証券や楽天証券でも円貨での配当受け取りができるようになるかもしれませんが、その場合は為替コストが無駄に嵩みます。

いずれにしても米ドルMMFがなくなったら日本の個人投資家の米国株投資が難しくなることは間違いないと思うので、このまま存続してほしいなと切に願っています。


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コメント

  1. フィリップ・グレアム2020/05/19 21:11

    ロナルドリードさんこんにちは。

    サクソバンク証券に口座を開きました!!!
    株式オプション取引も一緒にです。

    100株以上持っているものは、株式移管で移動する予定です。
    特定口座から一般口座に移管できないので、一般口座に払い出してからの移管です。
    マネックスから撤退する目的で移管した銘柄は再移管できないの売買で移動です。
    BTIがオプション取引の取扱いなしで、ちょっと悲しかったです( ノД`)シクシク…
    BTIは、SBIにステイですわー。

    コール売りのカバードコールでチマチマ、プレミアムを稼ぐ予定です。
    行使価格で持ってかれないようにぎりぎりを狙っていきます。

    移管した中で、DRIPできる銘柄があればする予定なんですが、確定申告がめんどくさいっぽいですね〜
    取引毎にきっちり記録つけて、確定申告時にサクソバンクのステイトメントとつけあわせしなきゃいけないですね!

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    1. こんにちは。
      BTIはオプション取引の取り扱いないんですね。ADRは駄目なんでしょうか…
      でも万一のときの証券会社の投資者保護は1000万円までですし、1社に集中させないほうが安全は安全だと思うのでSBIとサクソバンクに分けておいても良いんじゃないでしょうか。
      (と言いつつ私はほとんどSBIに集中していますが。)

      カバードコール良いですねー。
      オプションは誤発注しそうで怖いですけどいつかやってみたいです。

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