S&P500のバリュエーションは歴史的な高水準にありますが、超長期の実質トータルリターン指数のチャートを作ってみると、トレンドラインから大きく逸脱している訳でもなく過熱感はあまり感じられません。
過去記事:【S&P500】実質トータルリターンのトレンドラインからはさほど乖離していない
今回はS&P500実質トータルリターン指数の10年移動平均からの乖離率を作ってみました。
※実質トータルリターン指数は上記記事と同じ方法でmultpl.comの月次データから自作しています。
S&P500実質トータルリターン指数の10年移動平均からの乖離率
まずはS&P500実質トータルリターン指数(1871年1月=1)と10年移動平均線です。
10年平均からの乖離率は以下のようになっています。過去140年の平均値は+37.93%ですが、2021年7月現在は+79.16%となっています。それなりに高水準ではあるものの、やはりそれほど過熱感があるとは思えないです。
ボリンジャーバンド
せっかくなのでこの10年移動平均を使ってボリンジャーバンドも作ってみました。
ボリンジャーバンドってだいたい20〜25日程度、長くても200日とかしか見たことがありませんが、10年で作るとマイナス方向に突き抜けてしまってよくわからないですね。見ても意味がなさそうです。
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