世界各国通貨の対ドルの購買力平価(PPP)と為替レート、PPP/為替レートを表にまとめてみました。
※PPPはOECD(2021年時点)、為替レートは2022年5月30日時点のX-Ratesのもので、PPP/為替レートの昇順(購買力平価でみて割安な順)で並べています。
| PPP | 為替レート | PPP/ 為替レート |
トルコ | 2.61 | 16.39 | 0.16 |
インド | 23.30 | 77.56 | 0.30 |
インドネシア | 4,738.64 | 14,549.42 | 0.33 |
コロンビア | 1,362.01 | 3,931.57 | 0.35 |
ロシア | 26.37 | 63.47 | 0.42 |
ハンガリー | 152.55 | 365.51 | 0.42 |
ポーランド | 1.81 | 4.27 | 0.42 |
南アフリカ | 7.04 | 15.52 | 0.45 |
メキシコ | 9.90 | 19.54 | 0.51 |
ブラジル | 2.53 | 4.73 | 0.53 |
チェコ | 12.74 | 22.98 | 0.55 |
中国 | 4.18 | 6.66 | 0.63 |
韓国 | 808.46 | 1,238.45 | 0.65 |
ユーロ | 0.69 | 0.93 | 0.74 |
日本 | 96.76 | 127.29 | 0.76 |
イギリス | 0.67 | 0.79 | 0.84 |
スウェーデン | 8.55 | 9.79 | 0.87 |
ニュージーランド | 1.43 | 1.53 | 0.94 |
デンマーク | 6.49 | 6.92 | 0.94 |
カナダ | 1.29 | 1.27 | 1.01 |
オーストラリア | 1.46 | 1.39 | 1.05 |
イスラエル | 3.79 | 3.32 | 1.14 |
スイス | 1.11 | 0.96 | 1.16 |
アイスランド | 150.09 | 128.06 | 1.17 |
ノルウェー | 11.19 | 9.44 | 1.19 |
PPP/為替レートをグラフ化すると以下のようになります。
所得水準の低い新興国通貨は購買力平価でみると常に割安になりがちなので、先進国通貨のみでみるとユーロ、日本円、イギリスポンドが割安で、ノルウェークローネ、アイスランドクローナ、スイスフランが割高です。
日本円はかなり割安に思えますが、かつてのアルゼンチンのように先進国から新興国に没落していった場合は新興国通貨としてさらに下落余地もありそうな気もするので何ともいえないなと思っています。なんだかんだでそんなに没落せずに生き残れそうな気も割としますが…
過去記事:日本円は単に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映しているのか
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