S&P500構成企業の寿命


アメリカ企業の平均寿命は年々短くなっています。


出典:Innosight


しかし、この平均寿命が短くなっているというのは倒産して株式が無価値になる企業が増えているというよりはM&Aが増えているところが大きいと思います。


ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」には1957/3/1~2003/12/31(約46年間)のS&P500当初構成銘柄のM&Aを加味した年率リターンが載っているのですが、これをグラフ化すると以下のようになります。

(先ほどの平均寿命は2003年以降さらに短くなっているので直近まで延ばすとまた少し結果は違ってくるかもしれませんが。)


500銘柄の年率リターンの中央値は10.16%(同期間のS&P500は11.18%)で、完全に無価値になった(-100%)のは29銘柄、全体の6%弱程度です。


米株は平均寿命が短いので個別株投資には不向きという話もありますが、完全に無価値になる銘柄は6%弱で、買収されて寿命を終えたけれども買収企業のパフォーマンスが良かった例とかもありますし、それほど不向きという訳でもなさそうな気がします。

 過去記事:米大型株は適当に個別株投資しても案外悪くなさそう


一方、日本企業は平均寿命が突出して高いそうですが、これはM&Aが活発ではないというのが大きそうなので、寿命が長いからといって個別株投資に向いているという訳でもないと思います。


出典:日経新聞

まあ日本人の個人投資家が米株に投資する場合、特定口座で保有していた銘柄が買収されたりスピンオフされたりすると一般口座に払い出されてしまうことが多く、永久保有しようとすると確定申告するのが面倒になるというデメリットがありますが…




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