ハイイールド債と長期社債


ハワード・マークスは2022年12月に株式を売って利回り9%のハイイールド債を買うべきと主張したそうです。

 参考:今回は本当に違うかもしれない:ハワード・マークス


たしかにハイイールド債利回りの推移をみてみると、9%超は割と魅力的なようにも思えます。



Portfolio VisualizerでHYGとJNKの5年ローリングリターンをみてみると以下のようになっています。HYGとJNKのデュレーションは約5年なので仮にデフォルトがなければ投資時の利回りが5年ローリングリターンと一致するはずですが、現実にはデフォルトがあるので低めになっているようです。

 過去記事:米国債、投資適格社債の期待リターン


出典:Portfolio Visualizer


投資適格社債と比べるとリスクプレミアムぶんだけやはりトータルリターンは良いようです。



Portfolio Visualizerで比べてみるとHigh Yield Corporate BondsとLong-Term Corporate Bondsではリターンはだいたい同じくらいだったものの、ボラティリティはデュレーションが短いぶんハイイールド債のほうが低くなっていました。

出典:Portfolio Visualizer


向こう10年くらいの期間でみると米株のリターンは米ドルベースでせいぜい4~5%くらいになりそうな気がするので、ハイイールド債(JNK、HYG)とか長期社債(VCLT)とかも良いのかもしれません。




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