MSTRが対BTCで超割高水準に到達してしまう


MSTRの時価総額は保有しているビットコインの評価額とだいたい連動していますが、現在は保有している205,000BTC(142.8億ドル)に対して時価総額は284.5億ドル、100%近いプレミアムがついています。

 過去記事:MSTRはビットコインレバレッジドETF?


現在MSTRが保有しているビットコインは1株当たりにすると約0.012になります。BTCUSDに0.012をかけた簡易的なMSTRの理論株価を計算するとこんな感じになるのですが、足元では乖離が凄まじいことになっています。

上図の簡易理論株価との乖離率はこうなります。2021/2/10のピークにはまだ及んでいません。

今回の強気相場では現物ETFがあるので2021年のようなプレミアムはつかないか、むしろ若干ディスカウントで取引されるくらいなんじゃないかと思っていました。プレミアムがつかないと増資してビットコインを買えなくなるので苦境に立たされる可能性もあるのではと思っていたら今のところはETF承認で最も利益を得ているという意外な結果に。


なので来年くらいにBTCUSDが14万ドルとしてMSTRは目標株価1600ドルくらいかなとなんとなく目論んでいたのですが、BTCが7万ドルの段階で既に到達してしまったので半分程度は利確してあとはとりあえず様子見しようかなと思っています。


それにしてもアメリカ人にとっては大幅なプレミアムのMSTRを買うメリットがないので、日本をはじめ現物ETFが買えない国の人が代わりに脳死で買ってるんですかね…マイニング株は半減期を控えて対BTCで割安っぽい水準にあるので、関連株なら何でもいい訳ではないみたいですし。


ETFで現物が不足しているところにMSTRが転換社債発行して現物を買う→BTC上昇→MSTR上昇プレミアム拡大→さらに転換社債発行→…のループに加えて半減期でさらに上昇しそうな気もしますが、現物枯渇で暴騰間違いなしみたいな雰囲気になってきたら一旦は天井になりそうですね。


この強気相場のピークでも今みたいに大幅なプレミアムが乗っていたらMSTRは3000ドル超も有り得るかもしれないので残っている分はそのまま放置でいいかなという気もしますし、対BTCで割高すぎるので売ったほうがいいような気もするという微妙な心境です。




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