有事はどこまで極端な状況を想定するのか


有事のために農地を確保しておくみたいな終末論者の人って収穫した作物をどうやって略奪者から守るんだろうと不思議だったのですが、今日読んだ下記記事ではそもそも貨幣経済が壊れたあとには農機、肥料、種子、農薬をどうやって調達するのかということが書かれていて、たしかに収穫物を守る以前に育てるのが自分には無理だしそこまで想定する必要はないなと改めて思いました。

 参考:貨幣経済崩壊論者の農作物・農地投資信仰の不思議


なかには既に人工肥料や農薬を使わずに昔の農民みたいな自給自足生活をしている人もいるとしても、実際に有事で食料が手に入らなくなる状況に追い込まれたら確実に略奪対象になってしまうでしょうし、人がほとんどいない僻地で略奪者に対抗できるように武装して集団で生活する必要がありそうです。

(なので個人的には超極端な状況を想定するとしても農地で自給自足とかよりは保存食を大量備蓄しておくほうが良いんじゃないかと考えています。保管場所がないのでやらないですけど…)


そもそもで言えば相当確率が低そうな超悲観シナリオに備えるよりは無視してもしそうなったら諦めることにしたほうが良いと思うんですが、たとえばビットコインは電気とインターネットが止まったら使えないみたいな意見って結構よく目にするので思いのほか極端な状況を想定している人は多いのかなと思っています。

(ビットコインは日本だけ一定期間止まるとかなら何も問題ないので再開してから使うか海外に逃げればいいだけですし、全世界で止まったとしたら文明崩壊なので預金とか株式とかもダメになるのでゴールドをはじめ実物資産だけが残りますが、これも食料と同じでやはり治安も崩壊しているなか略奪者に抵抗するためにまずは武装する必要がありそうです。)


また、株式がこれからも右肩上がりだと信じているのは頭お花畑なのでは?みたいな意見もありますが、基本的に資本主義が正常に機能しているあいだは多少低くなることはあったとしても右肩上がりトレンドを描いていくもので、今後も高い確率もそうなると楽観しています。

 過去記事:長期上昇トレンドへの信仰心


FIREについても破産確率シミュレーションをあまり気にしすぎるといつまで経っても無理ということになってしまいそうですし、金融所得増税とか制度が改悪されていく可能性等を考えると目標をどこに設定するのかは難しいですが、極端な状況は諦めて、ある程度は楽観と思い切りが必要なのかなと思います。


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