マイクロストラテジー戦略の株価上昇効果が強すぎる


上場企業で最も多額のビットコインを保有しているMSTR(マイクロストラテジー)は疑似ビットコインETFみたいな状態になっていますが、このところは時価総額が保有しているビットコインの評価額を大幅に上回っており、足元のプレミアム(時価総額/保有ビットコイン評価額-1)は100%前後で推移しています。

 過去記事:MSTRが対BTCで超割高水準に到達してしまう


この成功を受けて上場企業による株価上昇を狙ったビットコイン保有が増えており、本邦では3350(メタプラネット)がビットコイン購入発表後に368%上昇しています。


マイクロストラテジーは214,400BTC保有(約145億ドル)に対して時価総額約284億ドル、プレミアムは+96%ですが、メタプラネットは141.07BTC保有(約15億円)に対して時価総額約145億円、プレミアムは+867%です。ビットコインを買っただけなのに強すぎる…


マイクロストラテジーは一応ソフトウェア会社として余剰キャッシュがインフレで毀損するのでビットコインに、みたいな経緯だったと思うのですが、メタプラネットはWikipediaによるとレコード流通会社から始まって宝石・宝飾品関連事業など紆余曲折を経て2013年からはホテル運営事業を開始するもうまくいかず2021年12月期には債務超過…みたいな流れらしいです。

出典:Google


メタプラネットは今の水準では全く買う気がしませんが、日本では現物ETFが買えるようになる日は当分来なさそうですし、こういう会社が増えてある程度適正株価で取引されるようになれば代替手段として良いんじゃないかなと思いました。異常に高い株価がつくのはドットコムバブル感がありますが…

 過去記事:【ビットコインとゴールド】自己管理 vs 分別管理 vs ETF




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