最新は特にパフォーマンスが良いので、○年以降でゴールドが米株をアウトパフォームしている(たとえば米株が割高&ゴールドが安値だった2000年が起点だったり)みたいなチャートもよく見かけるようになりました。
しかし、私としては長期的にはゴールドの時価総額の成長率が概ね名目GDP成長率程度に収束すると思っているため、ゴールドのリターンは毎年新たに採掘されて希薄化するぶんだけ名目GDP成長率を下回るはずで、株式リターンには遠く及ばないだろうと思っています。
ということで、今回はとれる範囲で最長のデータを使ってゴールド価格と米名目GDPを比べてみました。
まずは1833年=1とするとこんな感じです。金本位制下でゴールド価格が固定されていた前半で大きく差がついてしまっています。
1920年=1とすると差はかなり縮まりました。年率換算ではゴールドが4.9%、名目GDPが5.8%です。
今まで通りであればゴールド価格は対米GDP比でかなり割高になっているので将来のリターンは期待できないということになりますが、米ドルが基軸通貨としての役割を失っていく過程なのだとするとThis Time Is Differentということになるのかもしれません。
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