価格上昇を受けて、最近では0.1BTCで将来お金持ちになれるみたいな神話が生まれているようです。
2020年の特別定額給付金のときには配られた10万円でおおよそ0.1BTCが買えましたし、少し前までは庶民は1BTC集めよう的な雰囲気だったと思うので隔世の感がありますね…
個人的には世界の富裕層(資産100万ドル以上)が現在2,340万人いるらしいのでやっぱり十分な量としては1BTCくらいあったほうがいいかなという気がします。
ちなみにBTCが現在のゴールドの時価総額(約22.7兆ドル)に並ぶとすると、0.1BTCはだいたい11万ドルくらいになるんですよね。
発行上限2100万BTCを世界人口80億人で割ったら1人当たり0.0026BTCになるので、0.1BTCあれば結構多い方では?っていうのもそんな気がするといえばするかもしれませんが、0.1BTC=100万ドルに到達するには今のゴールドの時価総額の9倍以上になる必要があります。
0.1BTC=100万ドルのときのBTCの時価総額は210兆ドルということになりますが、これは現在の世界の名目GDP(約110兆ドル)の200%近くに相当します。
1830年代の金本位制下のゴールドでさえ時価総額は全世GDPのせいぜい40%程度だったようなので、0.1BTC=100万ドルに到達するにはBTC本位制かつGDPが大幅増加するのを待たないといけないと思います。
あるいはAGI後の産業爆発を前提にすればかなり早いタイミングで0.1BTCでお金持ちになれるかもしれません。この場合は投資対象がかなり難しいと思うのでBTCは良いんじゃないかなと思っています。
過去記事:AIによる産業爆発下での株式セクター
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