FIREはバケツ戦略っぽい感じで計画しているのですが、バケツ戦略をそのまま採用すると生活費2年相当のキャッシュと7年分相当の債券を保有することになり、実質金利マイナス環境下で9年分もの資金を腐らせるままにしておくのは抵抗があります。
なので短期+中期バケツは公式?よりも少なめにしておいて、かつ株式を10%混ぜた「DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)」をとりあえずの中期バケツ候補にしようかなと思っていました。
過去記事:バケツ戦略の中期バケツ用の投信候補
ただ、設定以来のパフォーマンスをCPI総合・CPI食料と比べてみると、株式10%の安定型だとCPI総合とほぼ同じくらいでCPI食料には完全に負けてるんですよね。株式30%の債券重視型だと一応はCPI食料にも勝てています。
※DCワ10:DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)
DCワ30:DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
こうやって見ると債券重視型のほうが良いように思えてきますが、これは株式が30%なのでリーマンショック時のドローダウンは-25%くらいあり、中期バケツとしてはやや高ボラすぎるようにも…自分で検証していない(というかできない)ので合っているのかは分かりませんが、GPT-5にシミュレーションしてみてもらったらこうなりました。
前提:実質ベースの期首固定引出(当初資産×1.5/2/3%)、50年、各3万パスのモンテカルロ。
リターン仮定(実質):株7%/20%、債0%/5%、現金-1%/1%、相関(株–債=-0.2、債–現金=0.2)。
バケツ構成は固定(現金2年+中期5年+残り株)。中期バケツの内訳のみ変更:
①株10%/債90%、②株30%/債70%(基準=債100%)。年末に現金←中期←株で補充し、中期は指定比率にリバランス。
前提をどう置くかによってかなり変わってくるのでこれくらいは誤差範囲ということで、あれこれ考えなくてもやっぱり安定型でいいかという結論に至りました。
実際のところ、実質金利マイナス環境では思考停止で株式100%でもいい気がするのですが、バケツ戦略は精神衛生上安心そう(安全とは言っていない)なので良いと思ってます。
よろしければ応援クリックお願いします
![]() | ![]() |
コメント